【痛い?痛くない?】前立腺がん生検(前立腺生検)を受けてきましたよ【一泊二日体験記】 | ロジウラブックス営業雑感

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北海道から鹿児島に移住して10年経ちました。
薩摩川内市の複合商業施設Soko Kakaka(ソーコカカカ)に古本とタロット占いの『ロジウラブックス』をオープンします。

2024年4月18~19日に一泊入院で前立腺がん生検を受けてきました。
その体験記を書いてみたいと思います。

 

3000文字くらいあるので読むのが苦手な方向けに音声をつけて動画にもしてあります。

 

 

前立腺がん生検を受けるに至った流れをざっくり

1年半くらい前に、発熱とおしっこが出て出て止まらないという症状でたまらず受診しました。
前立腺炎の可能性ということでその後定期的に通院。
前立腺特異抗原(PSA)の濃度を測定するPSA検査の数値が高かったため、半年ごとにPSA検査を受けてました。
徐々に数値は下がるものの3度目のPSA検査も基準値をわずかに超えてMRI検査を受けることに。

そのMRI検査でも5段階での4という前立腺がんの可能性の高さを示し、前立腺がん生検を受けることになりましたよ。

前立腺がん生検とは?

前立腺がんの確定診断のために行われる検査で、前立腺の組織の一部を採取し、顕微鏡検査で病理学的にがん細胞の有無を確認。

検査は手術室で麻酔をかけた後、 肛門から超音波プローブというものを挿入し、前立腺を観察しながら生検針を刺して前立腺組織を12~14か所を採取するそうです。 

採取した細胞を顕微鏡で観察しがん細胞の有無を調べるそうです。

私が行った病院では一泊二日の入院での検査。
入院日数は病院や検査後の状態によって変わることもあるそうです。

まずは病院で入院手続き

朝9時に病院着。

帰りも運転して帰れるとのことで自分で運転して行きました。

自宅で朝食は食べてきたのだけれど、この後は翌朝まで食事抜きで水分摂取も夜9時以降から。

腹部のレントゲンを撮って、診察室で先生から検査の流れの説明を受け、11時頃病室へ。

午後1時から検査前の点滴が始まるとのことでそれまではスマホいじったりしてごろごろ。
病室は4人部屋で他のベッドには自分より年上のおじさんが二人。

この日の生検は3人が受けるそうで、私は一番最後の3番目で午後3時くらいになりそうとのこと。

点滴開始!

午後1時になって予定通り点滴開始!

ここからは身体を思うように動かせないし、トイレもナースコールしないといけないしで俄然入院してる感が増してきました。

なんとなくナースコールするのって忙しそうなのに申し訳ない気分になったりして。

でもしました(笑)

基本、片手しか動かせないのでさらにやることがなくなり退屈で時間が長く感じます。

でも、この後もっと時間を長く感じてしまうことになるとはわからなかったです。

いよいよ手術室へ!

なんとか時間をやり過ごして予定通りに午後3時ころに手術室へ移動です。

といっても病室から同じフロアでの移動だったのですぐでした。

ドクターや看護師の方など5~6人は視界に入りました。

思ってたより大人数で大掛かりな感じがしました。

まずは下半身麻酔です。

麻酔の注射自体は思ったほど痛くない、けど・・・

脊椎麻酔(腰椎麻酔)は、腰部から注射針を刺して、背骨の中の脳脊髄液の中へ麻酔薬を注射。

みぞおちあたりからお尻・足までしびれさせる方法です。

背中から針を刺されるって見えないので怖さがあります。(見えても怖いけど)

けれど注射前のアルコール消毒がびっくりするほど冷たくて、何度も消毒されるたびにビクッと身体が反応してしまいます(笑)

そのおかげか注射自体はなんとなく終わってた感じです。

チクッと感じた程度で痛さレベルではインフルエンザとかの予防接種や点滴針を刺すときくらいです。

アルコール消毒の方が刺激的でした。

前立腺がん生検自体の痛みはほぼ無し

麻酔後は足がなんとなくぼーっと温かいような感じで感覚がなくなってきます。

下半身麻酔なのでもちろん意識はあります。

仰向けで両足をおっ広げて持ち上げられた状態で固定され、腕には血圧計とあちこちに心電図計をつけられます。

肛門と尿道に管を入れられるのはどんな感じだろうと思っていたのですが、まったく気づかないままにいつの間にか入れられてました。

ヌルっともしなかったです。

生検針は慎重に1本ずつで14本刺されました。

これも痛みはなく、刺した瞬間プツンという感触がありました。

1本ずつなのでこの時間が長く感じました。
しかし・・・

ほんとの苦痛は病室に戻ってから!

大きな痛みもなく無事に生検が終わり午後3時半頃病室に戻りました。

手術室にいたのは30分間くらいかな。

股間に絆創膏を貼って、尿道に管を入れて、オムツして、左腕に点滴、右腕には自動血圧計、胸には心電図計。

麻酔の副作用で頭痛になるのを防ぐために、翌朝まで頭を持ち上げてはいけないとのこと。
横向きになっていいのは6時間後の夜9時半頃だそうで。

絶対に寝過ぎで腰が痛くなる予感しかしません。

横向きOKになったものの

夜9時過ぎ、右腕の血圧計と胸の心電図計が外されて利き腕が自由になって少しだけ楽になりました。

下半身麻酔も切れて足も動かすことができます。

看護師さんに身体を横向きにしてもらいましたが、点滴と尿道の管のせいで体勢を維持するのが難しい!

ベッド横の柵に手をかけて身体を支えるというやり方でなんとか腰の苦痛を軽減させたいけど、この体勢も長続きはできず。

腰が痛くて眠れず、まったく時間が進まない時計を見つめて過ごしました。

午後9時頃から朝6時半までの9時間ほどをこんなに長く感じたのは人生初かも。

時折スマホをいじったりはしてみたけども仰向けの状態では長続きできず。

隣のベッドのおじさんがずっとささやくような独り言をつぶやいていて、ハリーポッターの蛇語のようでした。

時々「ヒヒヒ」と笑うし気味が悪くて何なの?この異空間?

やはり入院は耳栓必須ですね。

ほんと長かった・・・

 

ただ、検査後の安静の時間はネットで調べると3~6時間と書いてあったりもするので、病院によって長さは違うと思います。

うちの父も違う病院でこの検査を受けたことがあるのですが、夜には立って歩いてたと言ってました。

ようやく起き上がれた朝のアクシデント

朝6時半頃、ようやく点滴が外されました。

尿道の管はまだ入ってましたが起き上がってもOKとのこと。

こわばった身体を両腕で支えて起き上がります、が。

点滴を刺していた左腕に力が入ったせいで、ふさがり切っていなかった穴から血が吹き出しました!

ベッドと病衣が血まみれになりました。

ベッドには防水のシートが掛けられていたので被害はなかったようですが焦ってナースコールしました。

25時間食事抜きだったにもかかわらず

朝7時過ぎ、ついに尿道の管も外されました。

自由!

前日の朝6時過ぎくらいに自宅で朝食を食べて以来の食事です。

病院食には期待していませんが、これだけ空腹なら美味しく感じるんだろうなと思いましたが。

笑ってしまうほどまずかったです。

食事後に2回検尿をして血尿の度合いを見てようやく退院までもう少しとなりました。

前立腺がん生検一泊入院の支払金額は?

着替えてスマホをいじりながらまた時間をやり過ごして9時を過ぎました。

事務の方が料金の明細を病室まで持ってきてくれました。

24620円

入院前に3万円あれば足りるはずと言われていたので現金で持っていました。

これで退院です。

腰はまだこわばった感じでヨロヨロと歩いて駐車場へ。

30分ほど運転して帰宅。

終わりに

帰宅したのが午前11時前だったのでどこかお出かけも考えましたが、寝ておくことにしました。

昼寝したうえに、夜もぐっすり眠れて翌日は仕事に行くことができました。

この記事を書いている時点で検査の結果はわかっていませんが、これからまた前向きに治療等に取り組んでいきたいと思います。

今思えばここ10年くらいの身体の症状がもしかしたら前立腺不調の前兆だったのかもと思えることがあるので、そちらは別記事で書いて行こうと思います。

長文を読んでくださってありがとうございます。